ABOUT

私たちについて

創造力は、奪えない。

すぐには本物の橋をかけることはできないけれど、創造の橋はすぐにでもかけられる。
2016年4月、私たちの住む熊本に大きな地震が起きました。
この復興には息の長い支援活動と、たくさんの人たちの関心が必要だと考え、
発災間もない2016年5月にBRIDGE KUMAMOTOを設立しました。
クリエイティブの力が、災害復興に少しでも役に立たないかと考え、さまざまな取り組みを行っています。

なぜ、はじめたのか。

2016年4月16日深夜、観測史上最大と言われた震度7の巨大地震を、震源から遥か遠い天草の自宅で体験した。家族と寝ていたぼくは、2日前の「前震」と呼ばれた地震とは比べものにならない揺れの大きさに飛び起き、家が潰れて最悪死ぬと思った。幸い大事には至らなかったが、停電して真っ暗になった港町に津波警報が流れ、集落が軽いパニック状態になったことを覚えている。その夜は家族で車内で寝ることにした。

その日から1ヶ月間は文字通り全てが静止した。自分の仕事はどうなるのだろうという不安と、被災地域の大変な状況に何かできることは無いかと考えていた。体力に自信のないぼくにもできる支援として、本業のデザイナーとしての能力を生かした支援の仕組みを模索するために、地元のクリエイターを立ち上げた団体それがBRIDGE KUMAMOTOだった。震源地にかかった全長50メートルの熊本のシンボル的な鉄橋が跡形もなく崩落した現場を目の当たりにし、それをつなぐ役割を少しでも担えればと「BRIDGE」という言葉を使った。

代表理事 佐藤かつあき