ひなコレ ― 道の駅人吉利用促進プロジェクト

ひなコレ ― 道の駅人吉利用促進プロジェクト

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hitoyoshi city
BY
fumidas

一般社団法人フミダスが、令和2年7月豪雨の被災地域である人吉市の支援として実施している「人吉復興オンライン副業プログラム」の道の駅利用促進プロジェクトに代表理事の佐藤かつあきが参画し、道の駅人吉とのコラボアイテム「ひなコレ」を企画・販売しました。

背景について

人吉クラフトパーク石野公園の敷地内にある道の駅人吉。
被災を免れた数少ない観光拠点である一方、広大な敷地を活かしきれていない状態で、新たな魅力付けや効果的な情報発信が今後の大きな課題となっています。

「クラフトパーク」の名のとおり、熊本県人吉球磨の伝統工芸や郷土玩具などの展示をはじめ 様々な工芸の手作り体験ができる施設であり、年々観光客の入園は増加傾向にあったものの、地元市民の交流の場は減少していました。

■人吉復興オンライン副業プログラムについてはこちらから

「市民に日常的に愛される空間にしたい!」という人吉市役所の方々の想いを受け、現地に足を運んでみました。

プロジェクトについて

道の駅人吉に伺うと、焼酎館に展示されていた約300体のお雛様に目が留まりました。

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人吉・球磨地方10市町村では、例年2月から3月にかけて観光キャンペーン「人吉球磨は、ひなまつり」を開催。例年、観光施設や飲食店など100ヶ所以上にひな人形が飾られ、5万人以上が訪れる人気イベントでした。
しかし、主会場の一つである人吉市中心部が、2020年に発生した熊本豪雨の復旧段階にあることなどから、2021年度の「人吉球磨は、ひなまつり」について、広域開催は中止となってしまいました。

そこでBRIDGE KUMAMOTOが展示予定だった雛人形をお借りし、写真を撮影。アンティーク調のフレームに入れ、よりカジュアルに雛人形を飾っていただけるようにしました。いまだ熊本豪雨の被害が残るいま、人吉・球磨に思いを寄せるきっかけとなればという思いから企画をしています。

hinacolle3-min hinacolle4-minひな人形をお借りしたのは、道の駅人吉のひなまつりで展示されているもの。元々は「ひなの寺」として知られる、球磨郡相良村の専徳寺の住職が旅先で収集したことに始まり、今では全国から寄付で集まるようになりました。
「ひなコレ」は、年代・様式も様々なひな人形を、かわいらしく写真におさめました。売上全額を、人吉市に寄付する予定です。

人吉市民のみなさんに道の駅人吉が日常的に利用されることを目指して、まずは「地域外のみなさんからの道の駅人吉に対する認知度やイメージを向上させることで、人吉市のみなさんに道の駅人吉の魅力を再認識する」ことに取り組むことにしました。
こちらは、福岡県は博多阪急で開催されたイベント Link of KYUSHUに出店する際に先行発売という形で販売を行いました。

購入された方々の中には「コロナが収まったら、人吉にも足を運んで見てみたい」「息子がいたのでお雛様を飾る機会がなく、こうした形でお雛様を飾ることができて嬉しい」というお声をいただきました。
福岡県のみなさんに対面で人吉市の現状をお伝えしながら、お手にとっていただくことができ良かったのではないかと思います。

■ひなコレ製品情報
税抜価格:800円
販売場所:期間限定ショップ「Link of KYUSHU」
開催期間:2021年3月17日(水)~30日(火) ※最終日は午後6時終了
場所: 博多阪急8階 『ユトリエ』イベントルームA

プロジェクトメンバー

クリエイティブ・ディレクター:佐藤 かつあき(BRIDGE KUMAMOTO)
Phoro: Haruki Anami(https://harukianami.com/