SERVICE

EMERGENCY

災害支援

現地に行けなくてもできる支援を
クリエイティブの力を活かした後方支援

災害が起こるのはいつも予期せぬタイミング。仕事や家庭、居住地などさまざまな理由で
「なにかしたいけど現地に行けない」方々や現地のニーズの架け橋となるよう、クリエイティブの力を活かした後方支援を行っています。

2016年4月

平成28年熊本地震

平成28年熊本地震

2016年4月、震度7の揺れが2度、熊本県や大分県を襲いました。熊本県内に未曽有の被害をもたらし、死者は関連死を含め、273人に上り、2700人以上が負傷。住宅の被害は20万棟近くに上り、最大4万7000人が住み慣れたわが家を追われ、仮住まいを強いられました。4月だけで最大震度5弱以上の強い揺れが22回、震度1以上の地震は3000回を超えました。

BRIDGE KUMAMOTO

BRIDGE KUMAMOTO

発災当時から活動をはじめていた災害ボランティア団体「チーム熊本」から派生する形で、「クリエイターによる復興支援」を実践するためにBRIDGE KUMAMOTOを立ち上げました。寄付や助成金に頼らず、自分たちで活動資金を稼ぎ、自由な創造性を保持するため、スポンサーや特定の企業・団体のサポートも受けずに、なるべく中立な立場をめざした任意団体としてスタートしました。

ブルーシードバッグ

ブルーシードバッグ

家屋の被害が多かった熊本地震では、大量のブルーシートが屋根を覆った風景がニュースで流されました。私たちはこのブルーシートを被災地域に撒かれた「復興のたね=ブルーシード」と意味づけ、廃棄されたブルーシートを回収・洗浄・縫製し、トートバッグにするプロジェクトをスタートしました。売上の一部は被災地域に寄付されます。災害発のアップサイクルプロダクトとして国内外のデザイン賞を受賞しました。

レポート

2016年10月

平成28年鳥取県中部地震

平成28年鳥取県中部地震に関する新聞

2016年10月、鳥取県中部(三朝町)を震源と、鳥取県を中心に最大震度6弱の揺れが襲いました。25人の方が重軽傷を負い、約1万5千棟の住宅に被害が出ました。瞬間的な揺れの強さを示す加速度は、熊本地震や阪神淡路大震災を上回りました。

ブルーシードバッグ

ブルーシードバッグ

「鳥取の人たちが希望を持てることをしたい」と、ブルーシートを活用した敷板(イベント会場や農園などで活用されているゴム板)を開発されている「ウッドプラスチックテクノロジー」様と、鳥取に住む人たちを様々な方向から支援されている「とっとり県民活動活性化センター」様からご相談いただき、今回の企画が叶いました。青い鳥のロゴは「幸せの青い鳥が、ブルーシード(復興のたね)を運ぶ」そんな想いを込め、鳥取のデザイン学校の生徒さんがデザインしてくれました。

レポート

2016年4月

平成30年7月豪雨(西日本豪雨)

30年7月豪雨(西日本豪雨)

2018年7月、気象庁が「重大な危険が差し迫った異常事態」と最大級の警戒を呼び掛けた西日本豪雨。48時間雨量は広島市や岐阜県高山市など124地点で観測史上最多を更新、各地で甚大な被害をもたらし、死者・行方不明者は、232人に上り、約29000棟の住宅が浸水被害に見舞われました。この災害は「100年に1回」の異常事態と言われました。

BRIDGE OKAYAMA

BRIDGE OKAYAMA

社会福祉法人雪舟福祉会様からのご相談のもと、西日本豪雨災害復興支援企画として実施いたしました。バッグの生地の大部分は災害時に使用された当社産のブルーシート、縫製は倉敷帆布で有名なバイストン様が担当するというメイドインOKAYAMAのバッグです。2019年7月にスタートし500個の生産・販売を実施いたしました。

BRIDGE OKAYAMA

BRIDGE SETOUCHI

BRIDGE OKAYAMAの取り組みに共感いただいた国内No.1のブルーシートの生産能力を誇る萩原工業株式会社さまが生産過程で生じるブルーシートの端材をアップサイクルし、「BRIDGE SETOUCHI」として製作・販売されています。バッグの売上の30%は、瀬戸内地方の災害復興、防災・減災の基金として役立てられています。

レポート

2018年9月

平成30年北海道胆振東部地震

2018年9月、北海道胆振地方中東部においてマグニチュード6.7の地震が発生し、最大震度7を観測しました。震度7を観測するのは北海道で初めてのことであり、土砂災害の発生もあり、地震による死者は42名、重軽傷者762名となりました。日本で初めてとなるエリア全域に及ぶ大規模停電(ブラックアウト)が発生し、医療機関への混乱や、外国人観光客を中心とした帰宅困難者の多数発生、信号機の停止によるトラック運送の中止など多くの被害をもたらしました。

BRIDGE OKAYAMA

ATSUMA 96% project

大きな被害を受けた厚真町と、BRIDGE KUMAMOTO理事が代表を務める会社「dot button company」が進めている復興支援事業に参加。林業が盛んな厚真町が被災木を使ってアップサイクルプロダクトを企画開発するプロジェクトのブランディングを担当しています。

レポート

2019年9月

令和元年房総半島台風

令和元年房総半島台風

2019年9月、伊豆諸島と関東地方南部の6地点で最大風速30メートル以上を記録した台風15号。死者3名、重軽傷者150名、76000以上の住宅被害、大規模停電が発生しました。また、台風が過ぎ去った後も、現場の被害状況の確認や倒木の処理に時間を要したこと等により、復旧作業が長期化するなど、大きな被害が生じました。

BRIDGE CHIBA

BRIDGE CHIBA

千葉テレビ放送株式会社からのご相談により、BRIDGE CHIBAの展開のサポートを行いました。2020年1月から販売終了の2021年2月末までに3,000個を超えるバッグを販売し489万円の寄付が行われました。

レポート

2020年7月4日

令和2年7月熊本豪雨

令和2年7月熊本豪雨

2020年7月4日、予測が難しい線状降水帯が未明から朝にかけて熊本県南部を中心に停滞し、断続的に猛烈な雨がもたらされ、熊本県、鹿児島県の2県に大雨特別警報が発表されました。球磨川流域では、観測史上最大の降雨量を観測し、多くの地点で浸水被害が発生しました。死者は80名(関連死除く)、全壊家屋は1620棟に上りました。

BRIDGE KUMAMOTO基金

BRIDGE KUMAMOTO基金

一般財団法人くまもと未来創造基金(所在地:熊本県熊本市)と共同で設立した「BRIDGEKUMAMOTO®基金」では、全国海外の3,000人を超える皆様から、約2,000万円をお預かりいたしました。現地で活動する復興支援団体43団体への助成や副業プロジェクトへの助成を実施しました。

クリエイティブチーム チャリティキーホルダー

クリエイティブチーム チャリティキーホルダー

デザイナー、イラストレーターさんたちが、被災地域をイメージして、チャリティで寄せてくれたデザインで制作したアクリルキーホルダーは、売上の全額を寄付として製作しました。

クリエイティブチーム VOICE DONATION

クリエイティブチーム VOICE DONATION

「BRIDGE KUMAMOTO®基金」に寄せられた寄付者2000名超の「応援メッセージ」をスマホなどを使いリモートで代読、録音して音声コンテンツにしてインターネットなどで公開するプロジェクト「声の寄付」を実施しました。プロのナレーター、アナウンサー、声優、俳優、ミュージシャンなど60名を超え、これまでに「エフエム小国」「RKBラジオ」「RKKラジオ」「渋谷のラジオ」などでも放送されました。

Adobe

熊本豪雨 災害支援クリエイター by Adobe

BRIDGE KUMAMOTOの活動内容や思いに共感し、現地で必要とされている情報発信や、復興のために必要なクリエイティブ制作などをおこなうクリエイター「災害支援クリエイター」の活動費がAdobe Creative Residency Community Fundから提供されるという、前代未聞の新しい取り組みを行いました。

レポート